第48章自分を過大評価する

「何でもないわ」シャーロットは思わず口走り、明らかに苛立っているジェームズの視線を真正面から受け止めた。

彼は冷えた笑いを漏らし、ふいと目を逸らす。

何も言わなくても、腹を立てているのがシャーロットにはわかった。

彼女は咄嗟に話題を変える。「地下オークションのことを考えていただけ。あの連中、その後どうしたの?」

ジェームズは目を細め、唐突に問い返した。「俺に弁解しているつもりか?」

「え?」シャーロットは戸惑ったが、そう訊ねたことでジェームズの苛立ちがいくらか引いたのも感じ取った。

これ以上揉めたくなくて、彼女は真剣な顔でこくりとうなずく。だが、その目に一瞬だけ罪悪感がよぎった。

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